サヨナラCOLOR

うっかり観始めた『サヨナラCOLOR』から目を離すことができず、結局全部観てしまった。

これはちょっと一言じゃ語れない。とりあえず、竹中直人自作自演の大モテ映画に感服。単純に3人の女性にモテるだけでなく、観ているこっちまで3人ともちゃんと好きになるという素晴らしい仕掛け。22年越しの執念の原田知世賛美映画であることは誰でも気づいていると思うけど、それだけじゃないんだよ。同じ1983年に放映された『ふぞろいの林檎たち』。そこでデビューした中島唱子の映画でもある。22年目にしてオレに「中島唱子いいな」と思わせた。そして水田芙美子にも惚れた。アホのように青臭い映画作りの初期衝動に満ちていて(「自作自演モテ」ってことだけにとどまらず、いろんな意味で)、ホントに泣けた。

もしかしたらたいした映画じゃないかもしれないけど、なんか冷静になる気がしないわ。アホのまま観終わるオレ。それでよしとしよう。

まだまだ言いたいことあるよ。でも全然まとまらないから今日は書かないよ。

あ、そうそう。原ひさ子久世光彦が出ていた。2人ともいい役。

なんかすごい。この映画。


【追記】そうそう、竹中直人にお尻触られてた若い看護婦。彼女の棒読みみたいな演技がすごいいいフックになってたんだけど、なんて女優なんだろう? エンドクレジットではちょっとわからなかった。気になる。


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サヨナラCOLOR~映画のためのうたと音楽~