ゆらゆら帝国対V∞REDOMS

心にラメのパンタロンをはく男、AZです。

今日(6月11日)は日比谷野音ゆらゆら帝国V∞REDOMS。45分遅れて日比谷公園に着くと…聴こえてくるじゃないか、トランシーな太鼓が。「これはもう、野音はすでに発狂状態か」と思いつつ急いで駆け込むと…そうでもない。なんかフェスとかでトランス慣れしてる人だけが予定調和にトランスしてる感じ。

いまのドラム3台とEYEの編成になってからのヴォアって初めて生で聴いたんだけど、どうもね、ドラム3台がユニゾンして、その上にEYEの叫びとウワモノがあればかなりイケルような気はするんだけど、なんかそれを超えるものがないような気がする。ちょっと音が散っちゃってたからそのせいかな。

で、ゆらの登場。こちらはいつもより地味目のセットで攻めてくる。けど、ゆらは普通のロックのフォーマットでやってるのにはるかにトランシーだよ。ドラムとベースがミニマル気味になってきたな、気持ちいいぞ…と思ってるところに坂本のギターソロが。もちろんあの素敵なステップ付きで。ダブ処理もほどよく効いててもう飛べる飛べる(そうそう、ヴォアって意外なことにダブ要素がなかったような気が。それがEYEのやりたい形なんだろうな)。

いま日常的にライブを観れるバンドでは、オレはやっぱりゆら帝が一番好きなんだろうな。坂本慎太郎になりたい! あの人、カッコよすぎるよ。


【追記】ひさびさのシングル「つぎの夜へ」が6月21日に出るようだ。あとアートワーク集『SHINTARO SAKAMOTO ARTWORKS 1994-2006』(7月21日)も。これは欲しい。


つぎの夜へ