菊池直恵、横見浩彦/鉄子の旅 5

何が面白いんだかわからないんだけど(つまらないという意味じゃないですよ。面白いんだけど、面白い理由が説明できない、という意味)*1、不思議に読み続けている漫画。でもさ、テツだの、テツじゃないだの、なんで二元論ぽくなるんだろうね。この漫画に出てくるキャラもみんな極端*2なのが気になる。

ちなみにオレは、性能が向上した新しい車両が出てくれば、技術・デザインの両面で興味を引かれるし、ふだん東京で乗れないような古い車両に地方で出会うとうれしいし、面白い時刻表ミステリーは好きだし(時刻表自体も読めます)、鉄道でののんびりした旅情を好みますし(←ヒマがあれば!)、宮脇俊三の『時刻表2万キロ』『最長片道切符の旅』『時刻表昭和史』は名著だと思ってます。でも、だからなんだって意味もないし、それで「自分はこんなヤツだ」という表明に使う気もない。

二元論に追い込みたがるのって脳の怠慢なんで、そんな罠にはまらないようみんな気をつけよう! ね。


鉄子の旅 (5) (IKKI COMIX)

*1:【追記】や、やっぱ、面白くないかも。まず、横見さんの旅のプランに魅力を感じないし。あ、これもきっと的外れな不満なんだろうな

*2:いや、「鉄道好きなふつうの人じゃ、漫画になんないじゃん」という言い分はもちろんわかっていますが