西島大介/アトモスフィア 1

なぜか出現するようになった「分身」と、自分の「分身」に社会的地位をとって代わられてしまった人たちを「守る会」。「守る会」は「分身」を殺すことで排除し、そこで助けられた人は「守る会」で共同生活を送ることになる(なぜなら社会的地位を乗っ取られているので、すでに死んだことになってしまうから)。

「人間なんてあてにならないもんだ」ということをストーリーによって描き出すんじゃなくて、逆に、それを通低音にしてストーリーを展開したらどうなるか…ということをやってるのか? よくわからないので2巻が楽しみです。


アトモスフィア〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)